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  公式動画&関連する動画 [市場の歴史をたどる旅]

過去から得られる手がかりをもとに、弊社債券リサーチ・グローバル責任者のアンドリュー・シーツが、規制緩和からボラティリティに至るまで、繰り返し現れるテーマが市場をどのように形づくっているのか、そしてなぜどのサイクルもそれぞれ異なる道筋をたどるのかを考察します。 このエピソードを英語で聴く。 (https://mgstnly.lnk.to/U4gXIVRS) トランスクリプト  市場の風を読む」(Thoughts on the Market)へようこそ。このポッドキャストでは、最近の金融市場動向に関するモルガン・スタンレーの考察をお届けします。 本日のエピソードでは、弊社債券リサーチ・グローバル責任者のアンドリュー・シーツが、オデュッセウスの物語から投資について何を学べるのかをお話しします。 このエピソードは7月24日にロンドンにて収録されたものです。 英語でお聞きになりたい方は、概要欄に記載しているURLをクリックしてください。 多くの皆さんと同じように、私も今週、オデュッセイアを観ました。この物語が、作られてから2,700年以上たった今も人々を惹きつけていることは、普遍的なテーマが存在することを思い起こさせます。誇り、機転、決意、自制、あるいはその欠如といったものは、古代ギリシャの晩餐の場でも重要であり、今日投資をしているすべての人にも響くものです。 ただし、過去から教訓を引き出すことは、難しい面もあります。 金融市場の歴史はそれほど長いわけではありませんし、市場にはあまりに多くの変数があるため、同じ組み合わせが二度そろうことはありません。どの歴史的な時期が現在を最もよく表しているのかを判断する際には、常にある程度の判断や技巧、あえて言えばストーリーテリングが関わってきます。 こうした留意点はあるものの、弊社は年初見通しで、1997年から1998年、そして2005年から2006年が、現在の環境を考えるうえで最も有用なひな型の一部だと指摘してきました。 この見方は今も変わっていません。 これらの時期は、サイクルにはまだ先があり、株式がクレジットをアウトパフォームし、ボラティリティを保有することが望ましいことを示唆しています。この2つの時期はいずれも、企業活動が大きく活発化したことによって特徴づけられました。まさに現在見られているのも、そうした動きです。 弊社は、米国の設備投資が2026年に23%、2027年に26%増加すると予想しています。この支出の最大のけん引役はAIですが、エネルギーインフラの整備も一役買っています。また、企業の設備投資増加は、とりわけアジアを中心に、世界的なテーマであることは確かです。 次にM&Aです。これも過去のこの2つの時期に大きく増加しました。つい2024年初めの時点では、世界のM&A件数は異例なほど低迷しており、経済規模で調整すると30年以上の中でも特に低い水準にありました。しかし、現在はもはやそうではありません。さらに足元では、M&Aは前年に比べて64%増加しています。 重要な現在のマクロ経済指標も、過去のこの2つの時期にいくらか似ています。現在の米国コアPCEインフレ率、失業率、10年国債利回りの水準は、1997年、1998年、2005年、2006年に見られた平均にかなり近いものです。 そして米国の2年債と10年債の利回り格差、いわゆる2s10s(ツーテンズ)のイールドカーブについて言えば、当時はおおむねフラット化しており、現在もおおむねフラット化しています。 3つ目の類似点は、やや分かりにくいかもしれませんが、同じく重要な規制緩和です。1997年と1998年、そして2005年から2006年には、いずれも大きな金融規制緩和が見られました。そして今、再びそれが見られています。バーゼル・エンドゲームから、NAICのリスクウェイト、ソルベンシーIIの変更、欧州や韓国などでの貯蓄改革に至るまで、現在の流れは明確に規制緩和の方向にあるように見えます。 さらに単純に言えば、1997年と1998年、そして2005年から2006年は、現在の環境について私がよく耳にする2つの見方に対して、興味深いブックエンド型ストーリー構成を示しています。 1990年代後半はどうだったでしょうか。当時は、インターネットという変革的な新技術をめぐる期待の高まりと、より生産性の高い未来への展望によって特徴づけられていました。どこか聞き覚えがありませんか。@ では、2000年代半ばはどうだったでしょうか。当時は、非常に不均衡な経済と消費者ストレスの高まりによって特徴づけられていましたが、それでも、台頭する市場勢力からの一見尽きることのない投資需要に支えられて成長が続いていました。当時のその勢力は新興国市場でした。現在はAIです。これもまた、どこか似ています。 これらの時期が手掛かりになるのであれば、サイクルはおそらくまだ先があり、企業の積極姿勢はクレジットよりも株式に有利に働くはずです。 しかし、オデュッセウスの試練から何かを学ぶとすれば、その旅路では途中で多くの予想外の出来事が起こり得る、ということです。 最後までお聴きいただきありがとうございました。今回も「市場の風を読む」Thoughts on the Market 、お楽しみいただけたでしょうか?もしよろしければ、この番組について、ご友人や同僚の皆さんにもシェアいただけますと幸いです。 
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